車コスト最適化ナビ
車維持費維持費節約カーシェア車売却

車を持っているのに乗らない。維持費の無駄は年間いくら?処分の判断基準

公開: 2026年04月10日

この記事のツール

あなたの車の年間維持費を計算する(無料)

車を持っているのに乗らない。維持費の無駄は年間いくら?処分の判断基準

「週末しか乗らない」「最近ほとんど車を使っていない」——そういう状況でも、車を持っているだけで毎月固定費がかかり続けています。

乗らない車でも、税金・保険・駐車場代だけで年間30〜60万円の固定費が発生します。この記事では、乗らない車を持ち続けるコストを整理し、手放す・継続する判断基準を解説します。


乗らなくてもかかる「固定費」の内訳

車を所有しているだけでかかる費用(走行距離に関わらず発生するもの)は以下のとおりです。

年間の固定費目安(普通車・コンパクトカーの場合)

費用項目 年間費用目安 備考
自動車税 30,500〜36,000円 排気量1,500〜2,000cc
任意保険料 50,000〜90,000円 等級・年齢による
自賠責保険料 約8,800円/年(24ヶ月分を均等化) 普通車24ヶ月17,650円
駐車場代 0〜120,000円以上/年 地域差が大きい
車検費用(2年ごとを均等化) 35,000〜60,000円/年 車検を受け続ける場合
固定費合計(駐車場なし) 約13〜20万円/年
固定費合計(駐車場1万円/月) 約25〜32万円/年
固定費合計(駐車場2万円/月) 約37〜44万円/年

都市部で駐車場代が月3万円の場合、乗らなくても年間49〜56万円の固定費がかかります。


走行距離が少ない場合の「変動費」もほぼかかる

乗る頻度が少なくても、以下の費用は発生し続けます。

  • バッテリー劣化・交換:乗らないほうがバッテリーが上がりやすい(1〜2万円)
  • タイヤのひび割れ:走行しなくてもゴムが劣化(交換4〜8万円)
  • オイルの劣化:走行距離より時間経過で交換が必要(年1回・5,000〜8,000円)
  • ブレーキのサビ:長期間使わないとブレーキが固着する恐れ

「乗らないから維持費がかからない」は誤りで、むしろ長期放置は車の劣化を早めます。


月何km以下なら手放すことを検討すべきか

カーシェアとの費用比較

月の走行距離が少ない場合、車を所有するよりカーシェアを利用した方が安くなるケースがあります。

カーシェアの利用コスト目安(タイムズカーシェアなど):

  • 基本料金:無料〜1,000円/月程度
  • 利用料:200〜300円/15分 + 距離料金
月間利用 カーシェア費用目安
週1回・2時間 約3,000〜5,000円/月
週2回・2時間 約6,000〜10,000円/月
週3回・半日 約15,000〜25,000円/月

損益分岐点の目安

駐車場代 車所有の月額固定費目安 カーシェア月額と同等になる利用頻度
月0円 約1.1〜1.7万円/月 週2〜3回・短時間利用相当
月1万円 約2.1〜2.7万円/月 週3〜4回・数時間利用相当
月2万円 約3.1〜3.7万円/月 ほぼ毎週末・長時間利用相当
月3万円 約4.1〜4.7万円/月 ほぼ毎日利用相当

月走行距離が300〜500km未満(週に2〜3回・近距離のみ使用)の場合、カーシェアに切り替えた方が安くなるケースが多いです。

カーシェアとマイカーの損益分岐点の詳細は「カーシェアとマイカー、月何回使うと損益分岐点?計算してみた」で詳しく解説しています。


車を手放す前に確認すること

1. 本当に「乗らない」理由を整理する

  • 一時的な理由(育児中・単身赴任・体調不良)なら、維持しながら様子を見る方がよい場合がある
  • 生活スタイルが変わって今後も乗らない見込みが強いなら、早めに売却した方が得

2. 車の現在価値を確認する

乗らない間にも車の価値は下がり続けます。特に人気車種の旬を過ぎると査定額が急落することがあります。

「どうせ売るなら今」の方が高く売れる可能性があります。

車を売るタイミングについては「車を売るタイミングで査定額が変わる?高く売れる時期を解説」をご覧ください。

3. 一括査定で現在の市場価値を把握する

複数の買取業者に査定してもらうことで、現在の車の価値を把握できます。査定だけなら費用はかかりません。

一括査定の仕組みと流れは「車を売るなら一括査定が得?仕組みと流れ・注意点を解説」で解説しています。


「乗らないけど手放せない」心理的なハードル

「いざとなれば使えるから」「もったいない気がする」という理由で手放せない方も多いですが、その"いざ"のために年間30〜60万円を払い続けるのが合理的かどうかは見直す価値があります。

代替手段を先に試す

いきなり売却するのが不安なら、以下の順番で試す方法もあります。

  1. カーシェアを1〜2ヶ月試してみる(不便なら車を戻す判断ができる)
  2. 一括査定だけ取ってみる(売却せず価値だけ把握)
  3. 維持費の年間総額を計算してみる(目で見て判断する)

維持費を正確に計算するには年間維持費計算ツールが便利です。


まとめ:「乗らない車」のコストチェックリスト

  • 年間の固定費(税+保険+駐車場+車検均等化)を計算した
  • 月間の走行距離を確認した(300〜500km未満なら要検討)
  • カーシェアとの月額コストを比較した
  • 今の車の査定価格を確認した
  • 手放す場合のライフスタイルへの影響を検討した

乗らない車を持ち続けることは「保険をかけているつもりが、実は毎月数万円を捨てている」状態になりやすいです。一度正確なコストを計算して、保有継続か手放すかを判断してみましょう。


関連記事


本記事の費用はあくまで目安です。実際の保険料・駐車場代・車検費用は車種・地域・契約内容によって異なります。

次のステップ

あなたの車の年間維持費を計算してみましょう

走行距離・保険等級・駐車場代などを入力すると、より正確な年間維持費を試算できます。