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車検を通すべきか、買い替えるべきか。判断基準を解説

公開: 2026年04月05日

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車検を通すべきか、買い替えるべきか。判断基準を解説

車検の時期が来るたびに「もう買い替えた方がいいのでは?」と迷う方は多いです。特に修理が必要な場合や車が古くなってきたときは判断が難しくなります。

この記事では車検を通すか買い替えるかを判断するための基準を、具体的な数字とあわせて解説します。


結論:修理費用と買い替え費用を比較するのが基本

判断の基本は「車検・修理にかかる費用」と「買い替えたときのコスト差」の比較です。

シンプルな目安として:

車検・修理費用の合計 > 次の車の1年分のコスト差

→ 買い替えを検討

車検・修理費用の合計 < 次の車の1年分のコスト差

→ 車検を通した方が安い

ただしこれだけで判断すると「なんとなく安い方を選ぶ」ことになりがちです。もう少し丁寧に見ていきます。


ステップ1:現在の車の残存価値を確認する

車検を通すか買い替えるかを判断するとき、まず**今の車の売値(査定額)**を把握することが重要です。

なぜか

今の車を売れば手元に資金が入ります。この資金を次の車の頭金に使えるかどうかが、買い替えコストを左右します。

売値がゼロに近い(古い車・走行距離過多)の場合、買い替えのコストはほぼ全額自己負担となります。

年式・走行距離別の売値の目安

年式 走行距離 売値の目安(コンパクト・軽)
3年以内 3万km未満 100万〜150万円程度
5〜7年 5〜8万km 30〜80万円程度
10年以上 10万km超 5〜30万円程度
13年以上 15万km超 0〜10万円程度(廃車同然も)

※車種・状態・市場動向によって大きく変わります。


ステップ2:車検・修理費用を把握する

車検の費用に加え、同時に修理が必要な項目がある場合はその費用も合算します。

車検の基本費用の目安

車種 車検費用(法定費用+整備費)の目安
軽自動車 6〜10万円
コンパクト・普通車 8〜15万円
ミニバン・SUV 10〜18万円

修理が加わるケース

車検時に以下の修理・交換が必要になると費用が跳ね上がります。

修理内容 追加費用の目安
タイヤ4本交換 3〜8万円
ブレーキパッド交換 1〜3万円
エンジンオイル・フィルター 1〜2万円
バッテリー交換 1〜3万円
エアコンコンプレッサー交換 5〜15万円
ミッション・エンジン修理 10〜50万円以上

修理費が10万円を超えてくると「買い替えを検討するライン」に近づきます。


ステップ3:買い替えた場合のコストを試算する

買い替えた場合のコストは「購入費用−現車売却額」です。

試算例

項目 金額
次の車(中古コンパクト・3年落ち) 150万円
現在の車の売却額 20万円
諸費用(登録・税) 15万円
実質負担 145万円

これを何年乗るかで1年あたりのコストに換算します。5年乗るなら145万÷5=年間29万円の負担です。

一方で現在の車の車検+修理費が20万円で済むなら、その後3年乗れば「年間7万円」のコストです。圧倒的に今の車を維持する方が安い計算になります。


年式別の判断目安

5年未満の車

基本的に車検を通した方が安い場合がほとんどです。走行距離が少なく、修理費が5〜10万円以内であれば、買い替えのメリットはほとんどありません。

→ 特別な理由がない限り車検を通すのが合理的

7〜10年の車

修理項目が増えてきます。修理費が10〜20万円を超えてくるなら買い替えとの比較が必要です。

→ 修理費次第。10万円を超えるなら比較検討を

10年以上・走行距離10万km超

売値がほぼゼロに近くなり、修理リスクも高まります。重要部品(エンジン・ミッション・AT)の修理が必要なら買い替えの方が合理的なケースが多いです。

→ 修理費が15〜20万円を超えるなら買い替えを真剣に検討

13年以上の車(旧車税)

13年を超えると自動車税・重量税が加算(約15%増し)されます。年間で数千円〜1万円程度の増税になり、維持コスト上昇要因になります。

年式 自動車税の増税分(1,500cc以下)
〜13年未満 通常税額
13年超(ガソリン) 約15%増し
18年超 さらに増加

「修理すべき vs 買い替えるべき」判断チェックリスト

以下に多く当てはまるほど買い替えを検討するサインです。

  • 今回の修理・車検費用の合計が15万円を超える
  • 走行距離が10万kmを超えている
  • 車の年式が10年以上経っている
  • エンジン・ミッションなど主要部品に不具合がある
  • 修理しても次の車検でまた大きな修理が予想される
  • 燃費が著しく悪く、最新車との差が年間3万円以上ある
  • 車を売る予定があるなら早いほど売値が高い(13年経過前に売るなど)

一方、以下に当てはまれば車検を通して乗り続ける判断が合理的です。

  • 修理費が5〜10万円以内に収まる
  • 車の調子が全体的によく、大きな修理の予定がない
  • 買い替えると大きなローン負担が発生する
  • 現在の車への愛着・使い慣れがある

燃費の差も考慮する

古い車と新しい車では燃費が大きく違うことがあります。燃費改善分も買い替えコストと比較対象に含めましょう。

現在の燃費 新車の燃費 年間走行1万km・ガソリン170円の場合
12km/L 18km/L 年間約3.9万円の燃料費節約
10km/L 20km/L 年間約5.7万円の燃料費節約

年間の燃料費節約分を「買い替えにかかる費用」で割ると、投資回収年数が計算できます。


まとめ

  • 車検を通すか買い替えるかは、修理費 vs 買い替えコスト差で判断するのが基本
  • 5年未満は車検通しが合理的なケースが多い
  • 10年超・10万km超になると買い替えとの比較が必要
  • 修理費が15万円を超えるなら買い替えを真剣に検討するタイミング
  • 燃費改善効果・自動車税の増税分も含めてトータルで比較することが大切

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本記事の費用はあくまで目安です。実際の車検・修理費用は車種・整備工場・状態によって異なります。

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