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新車と中古車、5年間のトータルコストを比べてみた

公開: 2026年03月27日

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新車と中古車、5年間のトータルコストを比べてみた

「同じ予算なら新車と中古車、どちらが5年間でお得?」という疑問は、車の購入を考えるときに必ず浮かびます。

結論からいうと、車両価格の差ほど総コストは変わりません。 中古車は購入価格が安い反面、維持費・修理費・売却時の残存価値などを含めると、差額が縮まるケースが多いからです。

この記事では、同クラスの車を新車・中古車でそれぞれ購入した場合の5年間トータルコストを比較します。


比較条件の設定

コンパクトカー(1,500cc、5年使用)を例に比較します。

項目 新車 中古車(3年落ち)
車両価格 250万円 150万円
車両価格の差 100万円安い
初期諸費用 25万円 15万円
走行距離(現時点) 0km 約3万km
残りの新車保証 3年 なし(メーカー保証切れ)

新車の5年間コスト

ローン条件

  • 頭金:50万円
  • ローン元本:225万円(車両+諸費用)
  • 金利:年3.5%、5年(60回)
  • 月額ローン:約4.1万円
  • ローン総返済額:約246万円

5年間コスト内訳

項目 金額
頭金 50万円
ローン総額(うち利息21万円) 246万円
自動車税(5年分) 約4万円(1,500cc:3.45万円×5)
自賠責保険(初回3年・更新2年) 約3.5万円
任意保険(年間15万円×5年) 75万円
燃料費(年間12万円×5年) 60万円
駐車場代(月1.5万円×60ヶ月) 90万円
車検費用(1回目、3年目) 7万円
消耗品・整備費用 約10万円
5年間合計 約545万円

中古車(3年落ち)の5年間コスト

ローン条件

  • 頭金:30万円
  • ローン元本:135万円(車両150万+諸費用15万−頭金30万)
  • 金利:年4.0%(中古車ローンは新車より高い傾向)
  • 月額ローン:約2.5万円
  • ローン総返済額:約149万円

5年間コスト内訳

項目 金額
頭金 30万円
ローン総額(うち利息14万円) 149万円
自動車税(5年分) 約4万円
自賠責保険 約3.5万円
任意保険(年間16万円×5年 ※等級が低い場合) 80万円
燃料費(年間13万円×5年 ※燃費がやや劣る) 65万円
駐車場代(月1.5万円×60ヶ月) 90万円
車検費用(2回:6年目・8年目相当) 約18万円
修理・整備費用(保証外のため多め) 約30万円
5年間合計 約469万円

5年間の差額と実質コスト比較

新車 中古車(3年落ち) 差額
5年間の総コスト 約545万円 約469万円 76万円
購入時の価格差 250万円 150万円 100万円
5年後の売却想定額 約60万円 約20万円 40万円差
実質コスト(総コスト−売却額) 約485万円 約449万円 36万円

購入時に100万円安かった中古車ですが、5年後の実質コスト差は36万円に縮まっています。

修理費用・車検費用・保険料・燃費の違いが積み重なるためです。


中古車の総コストが膨らむ主な理由

1. 修理・整備費用が新車より多い

新車は3年間(走行距離6万kmまで)メーカー保証がありますが、中古車は保証切れのため修理費が全額自己負担です。3〜5年落ちで年間3〜8万円の整備費が発生するケースがよくあります。

2. 車検費用が高くなりやすい

3年落ちの中古車を購入すると、1年後に最初の車検を迎えます(購入後の車検は2年ごと)。年式が古いほど交換部品が増え、車検費用が膨らみやすいです。

3. 任意保険料が高い場合がある

初めて車を持つ場合、等級が低いため任意保険料が高くなります。乗り換えの場合は等級が引き継がれるため影響は少ないですが、新規購入者には無視できない差です。

4. 燃費が劣る

古いモデルほど燃費性能が低い傾向があります。ガソリン代が長期的に積み上がると、数十万円の差になることもあります。


新車が有利になるケース・中古車が有利になるケース

新車が有利になる条件

  • 同じ車に7〜10年以上乗り続ける予定がある
  • 購入後の修理リスクを極力避けたい
  • 売却時の価値(残存価値)を重視する
  • 最新の安全機能・燃費性能が必要

中古車が有利になる条件

  • 予算が限られており、月々の支払いを抑えたい
  • 3〜5年で乗り換える予定(売却時の減価率が小さい)
  • 整備・点検の知識があり、良質な車を見極められる
  • 車歴・整備記録が明確な認定中古車を購入できる

総コストの差を左右する変数

中古車と新車の実質コスト差は「36万円」としましたが、以下の条件によって大きく変わります。

変数 差が縮まるパターン 差が広がるパターン
修理費 中古車の修理が少ない 中古車の修理が多発
燃費 新旧で差が小さい 新車が大幅に燃費が良い
保険料 等級を引き継ぎ 新規で等級が低い
売却額 中古車の残存価値が意外と高い 新車の残存価値が高い

自分の条件で年間維持費を計算してみましょう

車種・走行距離・燃費・保険料を入力するだけで、年間維持費の目安が確認できます。

→ 総保有コスト計算ツールを使う(無料)


まとめ

新車と中古車の5年間トータルコスト差は、購入時の価格差(100万円)より小さくなるケースが多く、実質差額は20〜50万円程度になることが多いです。

修理リスク・燃費・車検費用の積み上がりを考えると、「安さ」だけで中古車を選ぶのではなく、整備記録・走行距離・年式の3点を必ず確認することが重要です。


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本記事の試算はあくまで目安です。車種・走行距離・整備状況・任意保険の契約内容によって実際のコストは大きく異なります。中古車購入時は必ず整備記録を確認し、信頼できる販売店を選んでください。

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