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カーリース残価設定ローン残クレ比較

カーリースと残クレ、月々が同じなら5年後の総額はどう違う?

公開: 2026年03月30日

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カーリースと残クレ、月々が同じなら5年後の総額はどう違う?

「カーリースと残クレは月々の支払いが似ているけど、何が違うの?」という疑問は非常に多いです。どちらも「月々の負担を抑えて新車に乗る仕組み」ですが、契約終了後の選択肢・総支払額・向いている人が大きく異なります

この記事では、同じ月額5万円で乗り始めた場合を例に、5年後・10年後の結果を3パターンで比較します。


カーリースと残クレの仕組みの違い

まず両者の仕組みを整理します。

比較項目 カーリース 残価設定ローン(残クレ)
所有権 リース会社(ユーザーは使用権のみ) 完済後にユーザー
月額の内訳 車両代+税金+保険(プランによる)+残価を引いた差額分 車両代から残価を引いた額の分割払い+金利
残価(将来価値)の扱い 月額から差し引き、契約終了後は返却 最終回に一括 or 再ローン or 買取
契約終了時の選択肢 返却のみ(もらえるプランは別) 返却 / 一括購入 / 再ローン
走行距離制限 あり(超過費用発生) あり(超過費用発生)
メンテナンス費 月額に含むプランあり 別途自分で払う

同じ月額5万円での5年後比較

300万円のコンパクトカー、5年契約、月額5万円(税・保険別途)で比較します。

ケース①:5年後に乗り換えを前提とする場合

カーリース(5年・返却前提)

項目 金額
月額 50,000円
5年間の支払い総額 3,000,000円
契約終了後 返却(手元に車は残らない)
残価精算リスク なし(超過走行・損傷がなければ)
次の車へ 新たなリース契約でスムーズに乗り換え

残クレ(5年・返却前提)

項目 金額
月額 50,000円(残価100万円・金利3.9%)
5年間の支払い総額 3,000,000円
契約終了後 返却(残価100万円を精算)
残価精算リスク なし(走行距離・傷の条件を守れば)
次の車へ 残クレ or ローンで再契約

5年で返却する場合、支払総額・手元に残るものはほぼ同じです。

ただし月額の内訳が違います:

  • リース月額:車両代+税金+諸費用が全部込みのケースが多い
  • 残クレ月額:車両代分のみ。税金・任意保険・車検は別途

ケース②:5年後に乗り続ける(買い取る)場合

この場合、違いが大きく出ます。

カーリース(もらえるプランで5年後に買い取り)

項目 金額
5年間の支払い 3,000,000円
残価(買取価格) 50〜100万円
買取後の総支払い 3,500,000〜4,000,000円
結果 300万円の車を350〜400万円で取得

残クレ(5年後に残価を一括払いで買い取り)

項目 金額
5年間の支払い 3,000,000円
残価(最終回払い) 1,000,000円
総支払い 4,000,000円
うち金利 約300,000円
結果 300万円の車を約400万円で取得(金利込み)

乗り続けを前提とするなら、通常ローン(全額ローン)の方が総支払額が少なくなる場合があります。

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ケース③:途中でやめる(解約)場合

カーリース(3年目で解約)

  • 違約金:残リース料の50〜100%が目安
  • 月3万円×残2年(24ヶ月)= 最大72〜144万円の違約金

残クレ(3年目で完済・解約)

  • 残元本を一括返済して解約可能
  • 3年時点の残元本は残価100万円+未払い元本約50万円 = 約150万円
  • 売却査定次第では残本金を上回るケースも

途中解約は残クレの方が柔軟性が高いです。(一括返済できれば解約自由)


カーリースと残クレ、どちらを選ぶべきか

状況 向いている方
定期的に乗り換えたい(3〜5年) どちらでも同等。税込み総額で比較する
同じ車に長く乗りたい(7年以上) 通常ローン or 残クレで買取が有利
月々の費用を一本化したい(税・保険込み) カーリース(フルメンテプラン)
走行距離が年間1.5万km以上 残クレ(走行距離超過リスクはどちらも同じだが、残クレは超過後の選択肢が多い)
事業用・経費計上したい カーリース(リース料全額経費化が可能)
途中解約の可能性がある 残クレ(一括返済で解約可能)
審査に不安がある 残クレ(ディーラー経由で柔軟なケースも)

よくある誤解:「リースは損」「残クレの方が得」は本当か?

誤解1:「リースは残らないから損」

5年乗り換え前提なら、残クレでも車は残りません(残価を払わず返却する場合)。「残る」かどうかは契約内容次第で、リース・残クレどちらでも選択できます。

誤解2:「残クレは金利が高いから損」

残クレの金利はローン元本の全体ではなく「残価を除いた額」にかかります。月額が同じなら、金利の総額は通常ローンより少ないことが多いです。

誤解3:「どちらも月々が安ければいい」

月々の支払いが安くなる代わりに、残価分(返却or買取or再ローン)の負担が後回しになっているだけです。「月々安い=総額安い」ではありません。


まとめ

  • 5年で乗り換えることが決まっているなら、カーリースと残クレの差は小さい
  • 長く乗りたいなら残クレ(買取)または通常ローン
  • 月々の費用を一本化したいならカーリース(フルメンテプラン)
  • 必ず「総支払額」で比較してから決める

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本記事の金額はあくまで目安です。実際の月額・残価・金利はメーカー・ディーラー・リース会社・契約内容によって異なります。

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