年式で車の査定額はいくら変わる?3・5・7年落ちの相場差を解説
「あと1〜2年乗ってから売ろうか」——この判断が、査定額を大きく左右します。
結論から言うと、車の査定額は3年目・5年目・7年目の節目で急落しやすく、タイミングを間違えると30〜50万円損することがあります。 年式ごとの相場感を知っておくだけで、売却の判断が大きく変わります。
この記事では、年式と査定額の関係を具体的な数字で解説します。
年式と査定額の関係:なぜ下がるのか
車の価値が年数とともに下がる主な理由は3つです。
- 物理的な劣化:部品の消耗・経年劣化で故障リスクが上昇する
- 市場の供給増加:同じ年式・車種の中古車が市場に増え、相場が下がる
- 新型モデルの登場:新型が出ると旧型の需要が落ち、査定額が下がりやすい
特に国産乗用車は3年・5年・7年の車検タイミング前後で下落幅が大きくなる傾向があります。
年式別の査定額目安
新車250万円クラスの普通車(人気度:普通)の場合
| 経過年数 | 走行距離3万km | 走行距離5万km | 走行距離8万km |
|---|---|---|---|
| 1年 | 180〜210万円 | 170〜200万円 | 150〜185万円 |
| 2年 | 150〜180万円 | 140〜170万円 | 120〜155万円 |
| 3年 | 115〜145万円 | 105〜135万円 | 85〜115万円 |
| 4年 | 90〜120万円 | 80〜110万円 | 65〜90万円 |
| 5年 | 65〜95万円 | 55〜85万円 | 40〜70万円 |
| 6年 | 45〜70万円 | 38〜62万円 | 28〜50万円 |
| 7年 | 28〜52万円 | 22〜45万円 | 15〜35万円 |
| 8年 | 18〜38万円 | 14〜30万円 | 8〜22万円 |
| 10年以上 | 5〜20万円 | 3〜15万円 | 0〜10万円 |
※車種・状態・市場動向によって大きく変動します。特に人気車種はこれより高くなることがあります。
3つの「損しやすい節目」
節目①:3年目(初回車検前後)
購入から3年が経つと、初回車検(3年目)が近づきます。車検を通してから売るか、車検前に売るかで手残り額が変わります。
| ケース | 手残り額の目安 |
|---|---|
| 車検前(2年10ヶ月)に売却 | 査定額120万円(車検費用ゼロ) |
| 車検を通してから売却 | 査定額115万円 − 車検費用10万円 = 実質105万円 |
車検を通してから売ると、費用が回収できないことが多い。 車検前の売却が経済合理的なケースが多いです。
節目②:5年目(2回目の車検前後)
5年落ちになると、査定額の下落ペースが加速します。新車価格の50%超を維持していた価値が、5年を境に30〜45%帯に落ちることが多いです。
- ディーラーの「下取り強化」対象になりにくくなる年式
- 「5年以内」を条件にする消費者が多く、流通の主戦場から外れ始める
- 2回目の車検コスト(7〜12万円前後)が発生するタイミング
5年目の車検前がもう一つの売り時の節目です。
節目③:7年目(3回目の車検前後)
7年落ちになると査定額の絶対額が小さくなり、車検費用>査定額 のパターンが出てきます。
| ケース | 内容 |
|---|---|
| 車検費用(目安) | 8〜15万円 |
| 7年落ち・中程度の走行距離の査定額 | 20〜50万円 |
| 車検を通した場合の実質的な手残り | 査定額 − 車検費用 |
7年超の車は、車検費用と査定額の差を計算してから判断することが重要です。
13年・18年超の注意点:自動車税の増税
購入から13年を超えると、自動車税・重量税が増税されます。
| 経過年数 | 自動車税の増税分(排気量2,000cc未満の例) |
|---|---|
| 13年超 | 約15%増(年額で数千円〜1万円程度増加) |
| 18年超 | さらに増税(重量税も増加) |
13年を超えると維持費が増えるため、13年目の税金が上がる前に売るという判断が経済合理的になるケースもあります。
車種別の年式と価値の特徴
人気車種(プリウス・ハイエース・アルファード等)
残価率が高く、同年式の他車より査定額が高くなる傾向があります。5年落ちでも新車価格の50%以上が残るケースがあります。
人気の低い車種・旧型モデル
下落ペースが速く、3年落ちでも30〜40%程度まで下がることがあります。新型が出たタイミングで旧型の価値が急落します。
輸入車(欧州高級車)
価値の下落が国産車より早く、3〜5年で新車価格の40〜50%まで下がることが多いです。ただしブランド・車種によって差が大きいです。
旧型ガソリン車(大排気量)
EV・HV普及の意識の高まりで、将来的な相場下落リスクがあります。現時点では国産の場合比較的安定していますが、年式が古くなるほど輸出需要頼みになります。
今が売り時かどうかの判断基準
以下のチェックリストで当てはまる項目が多いほど、早めの売却が合理的です。
売却を検討すべきサイン
- 車齢が3年・5年・7年の節目に近い
- 次の車検まで1年以内(車検費用が損になる可能性)
- 走行距離が9万km台(10万km手前)
- 同型の新型モデルが発売された・発売予定がある
- 修理・整備費が今後かかる見込みがある
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まとめ
- 3年目・5年目・7年目の節目前後で査定額が急落しやすい
- 車検前の売却が「車検費用を払ってから売る」より経済合理的なことが多い
- 5年落ちで新車価格の30〜45%程度まで下がるのが一般的な相場感
- 人気車種は残価率が高く、5年落ちでも50%超が残るケースもある
- 13年超で自動車税が増税されるため、それ以前の売却も検討する価値がある
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本記事の査定額はあくまで目安です。実際の査定額は車種・状態・市場動向・業者によって異なります。複数社への見積もり依頼を推奨します。