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ガソリン高騰の今、EVに乗り換えると年間いくら節約できる?損益分岐点を試算

公開: 2026年04月04日

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ガソリン高騰の今、EVに乗り換えると年間いくら節約できる?損益分岐点を試算

「ガソリン代が高くてつらい」「EVに乗り換えたら維持費が安くなる?」——ガソリン価格が高止まりするなか、EVへの乗り換えを検討する人が増えています。

結論を先に言うと、ガソリン170円/Lで年間1万km走行の場合、EVに乗り換えると燃料費だけで年間約7.3万円の節約になります。補助金(最大85万円)と合算すれば、車両価格差は5〜7年で回収できる計算です。

ただし「今すぐ乗り換えるべきか」は走行距離・自宅充電の可否・使用用途によって変わります。この記事では計算の根拠と判断基準を整理します。


ガソリン価格と燃料費の今の現実

2025〜2026年にかけてガソリン価格は1L=160〜180円台で推移しています。

年間燃料費(ガソリン車・燃費15km/L)の試算

ガソリン価格 年間1万km 年間1.5万km 年間2万km
150円/L 10.0万円 15.0万円 20.0万円
160円/L 10.7万円 16.0万円 21.3万円
170円/L 11.3万円 17.0万円 22.7万円
180円/L 12.0万円 18.0万円 24.0万円

年間2万km走るドライバーは、ガソリン170円/Lだと燃料費だけで年間22.7万円。この金額がEVに乗り換えるとどう変わるかを計算してみます。


EVに乗り換えた場合の燃料費

EVの電力コストは「走行距離÷電費×電気代単価」で計算できます。

試算条件:

  • EV電費:7km/kWh(国産コンパクトEV・実電費の目安)
  • 家庭用電気代:28円/kWh
年間走行距離 EV電力コスト(28円/kWh・電費7km/kWh)
年間1万km 約4.0万円
年間1.5万km 約6.0万円
年間2万km 約8.0万円

深夜電力プランを使う場合(15〜20円/kWh): 年間1万kmの電力コストは約2.1〜2.9万円に下がります。


燃料費の節約額(ガソリン車 vs EV)

年間走行距離 ガソリン車(170円/L) EV(28円/kWh) 年間節約額
1万km 11.3万円 4.0万円 ▼7.3万円
1.5万km 17.0万円 6.0万円 ▼11.0万円
2万km 22.7万円 8.0万円 ▼14.7万円

走行距離が多いほど節約額は大きくなります。年間2万km走るドライバーがEVに乗り換えると、燃料費だけで年間約14.7万円の節約です。

自分の走行距離・電気代で試算してみましょう

年間走行距離・ガソリン単価・電気代を入力すると、EVとガソリン車の燃料費差額と損益分岐点がリアルタイムでわかります。

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燃料費以外の維持費節約

燃料費の節約に加えて、EVはその他の維持費でもメリットがあります。

節約項目 年間節約額の目安 内容
エンジンオイル交換 約1.5万円 EVはエンジンがないため不要
エアフィルター・スパークプラグ 約0.5万円 同上
自動車税(購入翌年度) 約2.7万円 エコカー減税で75%減額
重量税(初回車検まで) 約0.8万円/年 初回車検(3年後)まで免税
ブレーキパッド 約0.3万円 回生制動で摩耗が少ない
合計 年間約5.8万円

燃料費(7.3万円)+その他維持費節約(5.8万円)で、年間合計約13万円の節約が見込めます。


EV乗り換えの損益分岐点を計算する

EVはガソリン車より車両価格が高いため、維持費節約で価格差を回収するまでの「損益分岐点」を確認することが重要です。

試算条件

  • 比較するガソリン車:250万円(コンパクトカー)
  • 比較するEV:350万円(国産コンパクトEV)
  • 車両価格差:100万円
  • CEV補助金(経済産業省):65万円(2025年度実績相当)
  • 実質車両価格差:100万円 − 65万円 = 35万円

年間走行距離別の損益分岐点

年間走行距離 年間節約額(燃料費+維持費) 損益分岐点(35万円回収)
1万km 約13万円/年 約2.7年
1.5万km 約17.8万円/年 約2.0年
2万km 約22.5万円/年 約1.6年

※補助金を活用した場合。補助金なしの場合は100万円の差額を回収するのに要する期間は上記の約3倍になります。

注意: この試算は燃料費・維持費の節約額のみを考慮しています。バッテリー劣化・売却時の残価差などは含んでいません。


「今すぐ乗り換えるべきか」の判断軸

乗り換えを検討すべき条件

以下に当てはまる場合、今すぐ乗り換えを検討する価値があります。

  • 年間走行距離が1.5万km以上:燃料費節約効果が大きく、損益分岐点が早い
  • 自宅に充電設備(またはコンセント)がある:夜間充電で電力コストを最小化できる
  • 補助金が使える:CEV補助金(国・自治体合計で最大100万円超のケースも)を活用できる
  • 次の車検が迫っている:車検費用をかけずに乗り換えるのが合理的

乗り換えを急がない方がいい条件

  • 年間走行距離が8,000km未満:節約効果が小さく、回収に10年以上かかる可能性がある
  • 自宅での充電が難しい(集合住宅・充電設備なし):外出先の急速充電は割高(40〜60円/kWh)で節約メリットが薄れる
  • 長距離ドライブが多い:充電インフラが整っていないエリアでの使用は不便さが大きい
  • EV技術が急進化中:1〜2年待つとより性能・価格の良いモデルが出る可能性がある

ガソリン価格別の「EVが得になる分岐点」

ガソリン価格が上がるほど、EVへの乗り換えメリットが大きくなります。

ガソリン価格 年間1万km走行の燃料費節約額(EV換算) EVが得になるまでの年数(35万円差・年1万km)
150円/L 約5.7万円/年 約6.1年
160円/L 約6.4万円/年 約5.5年
170円/L(現在) 約7.3万円/年 約4.8年
180円/L 約8.0万円/年 約4.4年
200円/L 約9.5万円/年 約3.7年

ガソリンが200円/Lになると、損益分岐点は年間1万km走行でも4年以内に縮まります。


補助金を最大限活用する

EVへの乗り換えコストを下げるには補助金の活用が重要です。

補助金の種類 上限額の目安 注意点
CEV補助金(国) 最大85万円 車種・購入要件あり。毎年度で内容が変わる
自治体補助金 5〜40万円 都道府県・市区町村によって異なる
合計 最大100万円超のケースも 申請期限・購入タイミングに注意

補助金の有無で損益分岐点が大きく変わるため、購入前に国・自治体の補助金制度を必ず確認してください。

EVとガソリン車のトータルコストを比べてみましょう

補助金・燃料費・維持費・売却額まですべて含めて、10年間の総コストをリアルタイムで比較できます。

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まとめ

  • ガソリン170円/Lで年間1万km走行の場合、EVへの乗り換えで燃料費だけで年間7.3万円の節約
  • 維持費全体では年間約13万円の節約になり、補助金65万円活用後の損益分岐点は約2.7〜5年
  • 乗り換えを急ぐべきかは「年間走行距離」「自宅充電の可否」「補助金活用可否」で判断する
  • ガソリン価格が高いほどEVのメリットが拡大するため、今は乗り換えの検討タイミングとして有利

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本記事の数値はあくまで目安です。燃費・電費・ガソリン価格・電気代・補助金額は条件・時期によって変わります。購入前は販売店・国土交通省・経済産業省の公式情報をご確認ください。

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走行距離・充電環境・補助金額などを入力すると、EV乗り換えの損益分岐点を試算できます。