車コスト最適化ナビ
新車中古車維持費故障リスク車購入

新車と中古車、維持費は年間いくら違う?故障リスク込みで5年間を比較

公開: 2026年04月10日

この記事のツール

あなたの車の年間維持費を計算する(無料)

新車と中古車、維持費は年間いくら違う?故障リスク込みで5年間を比較

「中古車は安い」と思って購入したら、修理費がかさんで結果的に高くついた——よくある話です。一方で、新車は高いけれど維持費が安定しているという側面もあります。

この記事では、購入価格の差だけでなく、税金・保険・車検・修理費を含めた5年間の実質維持費を比較します。


新車と中古車の維持費の主な違い

新車と中古車では、以下の項目で費用の差が生じます。

項目 新車 中古車(3〜7年落ち)
自動車税 標準税率 年式が古いと重課税(13年超で約15%増)
車検費用 初回3年後 2年ごと・古いほど部品交換が増える傾向
任意保険料 やや高め(車両保険が高い) 車両価格低下で保険料が下がりやすい
修理・部品交換費 メーカー保証で5年間ほぼゼロ 年式・走行距離次第で年5〜15万円以上
燃費 最新技術で燃費がよい 年式が古いほど燃費が悪くなる傾向

修理費の実態:中古車はいくらかかる?

中古車の最大のコストリスクは予期せぬ修理費です。国土交通省や整備業界のデータから、乗用車の修理費の傾向を整理します。

年式・走行距離別の修理費目安

年式(新車からの経過) 走行距離目安 修理費目安(年間)
1〜3年落ち 〜3万km ほぼゼロ(保証期間内が多い)
4〜7年落ち 3〜8万km 年間0〜5万円程度
8〜10年落ち 8〜12万km 年間5〜15万円程度
10年超 12万km超 年間10〜30万円以上になる場合も

主な修理・交換項目の目安:

  • タイヤ4本交換:4〜8万円(3〜5年ごと)
  • バッテリー交換:1〜3万円(3〜5年ごと)
  • ブレーキパッド交換:1〜2万円(走行距離次第)
  • エンジンオイル・各種消耗品:年間2〜4万円
  • タイミングベルト交換(10万km目安):5〜10万円
  • エアコン修理・コンプレッサー交換:5〜15万円
  • ミッション・エンジン系の大修理:20〜50万円以上

3〜5年落ちの比較的新しい中古車でも、年間3〜8万円程度は修理・消耗品費として見込んでおくのが現実的です。


税金の差:古い車ほど割増になる

自動車税は「エコカー減税」と「重課」の両方があり、新車と中古車で差がつきます。

自動車税の重課(経年車課税)

初年度登録から13年を超えたガソリン車・LPG車は自動車税が約15%増加します。

排気量(普通車) 通常税額 13年超の重課後
1,000cc以下 25,000円 約29,500円
1,500cc以下 30,500円 約35,000円
2,000cc以下 36,000円 約41,500円

年間約4,500〜5,500円の差は5年間で2〜3万円になります。

排気量ごとの自動車税詳細は「自動車税はいくら?排気量別の早見表【2026年版】」をご覧ください。


車検費用の差

新車は初回車検が3年後(以降2年ごと)ですが、中古車は購入直後から2年ごとに車検が必要です。

また車齢が高いほど車検時の整備・部品交換費用が増える傾向があります。

車齢 車検費用の目安(諸費用込み)
新車〜5年 6〜10万円
5〜10年 8〜15万円
10年超 12〜20万円以上になる場合も

車検費用の詳細は「車検費用の相場はいくら?軽・普通車・年式別まとめ」で解説しています。


5年間の維持費比較:コンパクトカーを例に

購入価格の差を除いた「維持費のみ」で比較します。

前提条件

  • 車種:コンパクトカー(1,500cc以下)
  • 年間走行距離:1万km
  • 保険:等級7・26歳以上担保

新車(購入後5年間)

項目 年間費用目安
自動車税 30,500円
任意保険料 約8万円(車両保険込み)
ガソリン代 約9万円(燃費18km/L、レギュラー170円/L)
駐車場代 個人差あり
車検費用(5年で2回分を均等化) 約4万円/年
修理・消耗品費 約1〜2万円/年
合計(駐車場除く) 約33〜34万円/年

5年落ち中古車(その後5年間)

項目 年間費用目安
自動車税 30,500円(10年以内)
任意保険料 約6万円(車両保険不要になる場合も)
ガソリン代 約10万円(燃費やや低下想定)
駐車場代 個人差あり
車検費用(均等化) 約5万円/年
修理・消耗品費 約5〜10万円/年
合計(駐車場除く) 約37〜42万円/年

比較まとめ

維持費の差額:年間4〜8万円、5年間で20〜40万円の差が生じる計算です。

ただし、中古車は購入価格が数十〜百万円以上安いため、維持費の差だけで新車が得とは限りません。トータルコストで判断することが重要です。

購入価格も含めた5年間トータルコスト比較は「新車と中古車、5年間のトータルコストを比べてみた」をご覧ください。


中古車を選ぶなら「3〜5年落ち」が維持費を抑えやすい

中古車の中でも、3〜5年落ち・走行距離5万km以内のものは修理リスクと購入価格のバランスがよく、維持費を抑えやすい選択肢です。

一方、10年超・走行距離10万km超の車は購入価格が安くても、修理費が大きくかさむリスクがあります。

中古車購入時の維持費リスクの詳細は「中古車は維持費が高い?購入前に知るべきリスクと年間費用の目安」もあわせてご覧ください。


まとめ

  • 新車は購入後5年間の修理費がほぼゼロで維持費が安定。中古車(5年落ち以上)は年間5〜10万円の修理費を見込む必要がある
  • 自動車税は13年超で約15%の重課が発生。古い車ほど税負担が増える
  • 維持費の差は年間4〜8万円、5年間で20〜40万円程度
  • ただし、中古車は購入価格が安いため、トータルコストで比較することが重要
  • 維持費リスクを抑えたい場合は「3〜5年落ち・走行距離5万km以内」が目安

関連記事


本記事の修理費・維持費はあくまで目安です。実際の費用は車種・走行距離・整備状況・地域によって大きく異なります。

次のステップ

あなたの車の年間維持費を計算してみましょう

走行距離・保険等級・駐車場代などを入力すると、より正確な年間維持費を試算できます。